最近、「1日10分の確認作業で3,000万円を狙える」という、かなりインパクトのある広告を見かけました。
その講座の名前は、The R(ザ・アール)です。講師は熊谷亮という投資家です。
XなどのSNSやネット上でも情報を検索してみましたが、「怪しくない?」「本当にそんなに稼げるの?」と話題になっています。
気になり、今回記事にしました。
結論から言うと、詐欺とまでは言えないけれど、ちょっと慎重になった方がいい講座だと感じました。
この記事では、熊谷亮氏とThe Rの実態、口コミや評判などをできるだけ分かりやすくまとめています。ぜひご参考ください。
りくと1日10分程度の作業で3,000万円が狙えるというのはにわかには信じがたいですが、株式投資であればあり得ない話ではないでしょう。慎重に見極めていく必要がありそうですね。
熊谷亮のTheRの概要


熊谷亮氏が提唱する株式投資法「The R(ザ・アール)」では、「1日10分の作業で、わずか7日間で3,000万円を狙える」という、誇大とも思える大胆な宣伝がされています。
同様の手法として「儲け投資法」など、似たような投資プログラムに誘導されるケースも報告されているため、興味を持った方はTheRだけでなく、周辺の講座にも注意を払う必要がありそうです。
早速、TheRの詳細について深堀していきますので、ご参考ください。
TheRは2つのRがテーマの投資メソッド
TheRは、Range(利幅)とRule(ルール=約束)の2つを組み合わせた考え方を軸にしています。
- Range(利幅):1回のトレードで狙う利益幅を大きく取り、目標の3,000万円をより早く達成する。
- Rule(ルール):利幅を狙う際にも無理をせず、リスクをコントロールするための約束事を守る。
熊谷氏によれば、この2点を意識するだけで株価の動きを予測し、安定的に利益を積み重ねられるとのことです。
しかし、この理論がどのように市場で機能するのか、あるいはどんなデータで裏付けられているのかといった点は、公式には明かされていません。
バックテスト(過去データを使った検証結果)や実際のトレード成績など、根拠となる部分は非公開です。そのため、客観的に信頼できる材料が少ないのが実情と言えるでしょう。
TheRの無料動画の内容
TheRの無料動画を視聴してみると、トレードのテクニックというよりは、投資に向き合う「心構え」や「お金との付き合い方」について語られている印象を受けます。
「どんなマインドで投資に臨むべきか」「収入をどう活かすか」といった精神論が中心で、具体的な売買手法や分析ロジックは出てきません。
正直なところ、この無料動画を見ただけで取引スキルが上達するとは考えにくく、実践的な内容というよりは有料講座への導線(広告)と捉えたほうが自然です。



投資系の副業に限らず、すべての副業に言えることですが、最初に「マインドが大事」ということを説明するのは十八番ですね。マインド面でコントロールされてしまうとどれだけ高額な受講費も払ってしまうでしょう。ビジネスで成功を収めるためにマインド面の強化は必要ですが、まずは信用していい人若しくは教材なのかをしっかりと見極める必要があります。
TheRの費用
TheRに参加するためには、最低でも15~30万円程度の費用が必要です。
The Rの無料動画は、あくまで有料スクールへの導入を目的としたものです。
「無料動画を見ただけで稼げるようになる」と考えるのは危険で、実際には投資の心構えや方向性を説明する宣伝的な内容に近い印象を受けます。
そして、その先に案内されるのが有料の講座。
金額はおよそ15万円〜30万円ほどとされており、「1日10分の作業で3,000万円を稼ぐ方法を学べる」と聞けば、一見そこまで高く感じないかもしれません。
ただ、冷静に考えると、「本当に稼げるか分からない状態でこの金額を支払う」ことになるため、慎重に判断すべき価格帯でもあります。
無料動画の段階では、手法の実態や成果の再現性についてはまったく判断できないため、受講を決めるには情報が不足しているのが正直なところです。



仮にThe Rで紹介されている手法が本当に利益を出せるものであったとしても、その方法を自分が再現できるかどうかは別問題です。つまり、「手法そのものが優れているか」よりも、「自分がそれを使いこなせるか」が成功の鍵になります。どんなに稼げるノウハウであっても、実践できなければ結果は出ません。「真似できるかどうか」「自分のスタイルに合うか」という視点は常に持っておきましょう。
熊谷亮氏の人物像


熊谷亮(くまがい あきら)氏は、自身を投資家と名乗り、現在は主に株式投資のノウハウを教える活動を行っている人物です。
公式プロフィールによると、彼は「日本随一の株式投資家」として名を上げ、投資業界のみならず様々な業界の人物と交流を持っているとされています。
さらに、Yahoo!ファイナンスの人気コンテンツ「投資の達人株価予想」において、76連勝という前人未到の記録を達成し、2012年・2013年の2年連続でMVPを受賞したという輝かしい実績が強調されています。
一見すると「天才投資家」と言っても過言ではない経歴ですが、この実績については一部の投資家の間で疑問視する声も少なくありません。



経歴や実績は自分で言えばなんとでもいえますので裏付けや根拠を探すようにしましょう。
Yahoo!ファイナンス76連勝は誇張か
確かに、Yahoo!ファイナンスの「投資の達人株価予想」でMVPを受賞したという事実自体は確認できます。
しかし、その勝ち方がフェアだったのかどうかということに対して、疑念を抱く人が多いです。
たとえば、Yahoo!知恵袋などでは、次のような書き込みがありました。
「熊谷亮さんが45連勝したって言うけど、予想がいつも取引直前(朝8時59分)に投稿されている。
しかも無配の小型株ばかりで、予想期間が“その日1日だけ”。
終わると株価が暴落してることが多い。
これって発表前に株を買って、予想を出したあとに売ってるんじゃないの?」
こうした指摘が本当なのかは定かではありませんが、「不自然な勝ち方だ」と感じる投資家が多いのは確かです。
つまり、MVPを取るためのテクニックであって、実際に稼げる投資手法ではないという見方が根強いのです。
熊谷氏は現在も、「Yahoo!ファイナンスで前人未到の76連勝を達成」といった肩書きをプロフィールや講座紹介の中で前面に出しています。
しかし、この実績は10年以上前のものであり、現在のトレード成績や再現性については公開されていません。
そのため、「過去の実績を看板として利用しているのでは?」という声も見られます。もちろん、過去の功績をアピールすること自体は悪いことではありませんが、それが今も通用するノウハウなのかという点は、慎重に見極める必要がありそうです。
熊谷亮のTheRの口コミや評判


TheRの評判や口コミについて、公式にて記載がありましたので、以下の通りご確認ください。
ワクワクする動画です。以前の分から何度も視聴しました。元気と希望と沸き上がり、夢の実現ができたみたいです。引き寄せの法則1「叶えたいをやめる」(叶えたい夢諦めかけていました。)2.鮮明な計画を立てる(パソコンを見ながらクルーズ客船世界一周(2000万円)の計画をたてていたのですが損失で…諦めていました)3.プリントアウト…熊谷先生を信じるもの(儲)再度プリントアウトします。4.描いた未来の自分を決める。…平均寿命まで10年夢を実現させてくれた熊谷先生を毎日ニヤニヤ思い浮かべております(時々妻に夢だけは語るようにしています。株の事は話ておりません。サプライズします)。いつも元気が出るポジティブなお話ありがとうございます。
TheR公式ページより引用
お早うございます。
11日にケイファーマ100株
12日に追加で400株
本日13日に867円で約定しました。
始めての株取引で+25496となりました。
どきどきしながらトレードでしたが、始めての取引が上手くいってうれしいです。
また、アドバイスを参考にしながら頑張ります。
有り難うございます。
TheR公式ページより引用
吉報です。
ブロードバンド、指値売り注文が確定しました。
1株の価格が安かったので500株買いました。(こんなことしていいのでしょうか?)
おかげさまで、+8060円 の利益です。
先生ありがとうございます。すごくうれしいです。
TheR公式ページより引用
基本的には、設けることができたというような口コミが目立つ結果となりました。ただ、公式発表なので、信ぴょう性は薄いように感じます。
Xでも調査してみましたが、特に参考になるような投稿はありませんでした。
公式発表の口コミを確認する限り、TheRは稼いでいる人が多いように感じます。ただ、口コミの掲載も運営側が選んでいるので、良いものだけを抜粋している可能性もあります。
また、考えたくはないですが、運営が捏造している可能性も完全に0ではないでしょう。



口コミが良い=優良な副業というイメージを持ちますが、参考にしている口コミが本物なのかも見極める必要があります。1つで鵜呑みにせず、様々なプラットフォームから口コミを収集するのをお勧めします。
まとめ:熊谷亮のTheRは稼げる可能性はあるが誇大広告で口コミの信頼度は低い
熊谷亮氏のTheRは、1日10分で3000万円という夢のような宣伝文句が印象的ですが、その裏付けとなるデータや再現性については不明な点が多く、信頼性は高いとは言えません。
理論そのものに投資の考え方として一定の価値はあるかもしれませんが、無料動画や口コミを見る限り、実践的な内容よりも広告色が強い印象です。
稼げる可能性を完全に否定はできないものの、誇大な表現に惑わされず、冷静にリスクを見極めることが重要です。口コミも賛否が分かれており、過度な期待は禁物でしょう。









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