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エクシア合同会社の元代表菊池翔とは?かけるんが詐欺師と呼ばれるまで

エクシア合同会社の元代表菊池翔とは?かけるんが詐欺師と呼ばれるまで

皆さんはエクシア合同会社という投資会社を知っていますか?

菊池翔氏が代表を務めており、かけるんのニックネームで天才投資家が代表を務めるとして注目を浴びていた会社なののですが、菊池氏の度重なる炎上騒動や投資家達への返金が滞ったことにより、2022年に破産を迎えました。

この記事では、エクシア合同会社がどんなサービスの会社だったのか?なぜ破産を迎えてしまったのか?などを紹介していきます。

代表である菊池翔氏が詐欺師と呼ばれるまでの経歴も解説していくので、興味のある方は最後までお付き合いください。

目次

エクシア合同会社とはどんな会社?

エクシア合同会社は菊池翔氏が代表を務める投資会社であり、主にCFD(差金決済取引)やFX(外国為替証拠金取引)などの金融商品を扱っていた本体であるEXIA合同会社と子会社のエクシア・アセット・マネジメント株式会社などからなるグループ企業です。。

そのサービスとしては、投融資事業・個人向け不動産融資・プライベートエクイティ投資・暗号資産交換事業(子会社系) など個人法人問わずに投資関係の案件を受け持っていました。

エクシア合同会社の会社概要

会社名エクシア合同会社(EXIA LCC)
※~2019年エクシアジャパン合同会社
設立2015年4月
代表菊池翔
住所【新住所】
〒130-0022
東京都墨田区江東橋2-2-3
三和ビル3階
【旧住所】
〒106-6215
東京都港区六本木3-2-1
住友不動産六本木グランドタワー15階
※六本木グランアドタワーからの退去要請により、2022年11月30日に転居
募集社員による自己募集
出資形態合同会社による社員権販売
投資先EXIA PRIVATE LIMITED
エクシア・アセット・マネジメント株式会社
エクシア・デジタル・アセット株式会社
不動産事業 など

エクシア合同会社の沿革

2007年エクシア・アセット・マネジメント株式会社設立
2015年エクシア合同会社設立
2016年エクシア・デジタル・アセット株式会社設立
2017年シンガポールにEXIA Private Limited設立
同年、EXIA Private Limitedが事実上、活動停止状態になる
2021年六本木グランドタワー15階へ本社移転
2022年4月「今月の評価額返還上限額到達のお知らせ」発表
2022年10月東京地裁の「証拠保全」を拒否
2022年11月錦糸町の雑居ビルへ転居
同月30日:エクシア・デジタル・アセットに業務停止命令

エクシア合同会社は、2015年に設立され、設立当初から「合同会社の社員権を募集する」という独自の仕組みで投資家から資金を集め始めました。

2019年頃までに出資者数・出資金ともに急増し、会社規模を大きく拡大していったのです。
また、イギリス法人「EXUSIA(後にEXIA LIMITED)」を資本金100万ポンドで設立しましたが、実際には活動実態が乏しく、後に休眠化・解散となっています。

2020年から2021年にかけては、エクシアが高い利回りをうたっていたことで投資市場での注目を集めることになります。
公開されていた数値では、2016年に約97%、2017年に約43%、2018年に約44%、2019年に約35%という高い運用実績を掲げていました。

一方で、この時期から出資金の返還や分配を求める投資家が増加し、返還制限を設けるなどの動きが見られるようになります。

2022年になると、投資家とのトラブルが表面化しました。
合同会社の社員権をめぐる返還拒否や退社拒否が報じられ、関東財務局は子会社「エクシア・デジタル・アセット」に対し業務停止命令を出したのです。

りくと

こうしてみると投資市場で有名になったのが2021年で、問題が表面化、業務停止になったのが2022年とわずか2年余りの出来事だったとわかります。
このことからも、サービスの根本部分に致命的な欠陥を抱えていた会社なのでしょう。

エクシア合同会社元代表の菊池翔という人物について

エクシア合同会社の代表として知られる菊池翔(きくちしょう)氏は、かつて投資業界で「天才トレーダー」として注目を集めた人物です。

SNSなどでは「かけるん」という愛称でも呼ばれ、華やかなライフスタイルを公にしてきました。

しかし、代表を務めていたエクシア合同会社が2024年に破産手続き開始決定を受けたことで、その経歴や事業実態に対する疑問が一気に噴出したのです。

菊池翔の経歴

菊池氏は1977年3月25日生まれであり、専門学校「東京モード学園」を卒業後、独学でFX取引を始めたと紹介されています。
菊池氏自身の発言によるものですが、わずか15営業日で利益率2,500%超を達成したと豪語しており、その後は国内外のプライベートファンドやヘッジファンドでトレーダーとして活動したとのことです。

2013年にはイギリスで「EXUSIA LIMITED」(後にEXIA LIMITEDへ改名)という法人を設立、そして2015年日本でエクシアジャパン合同会社(のちのエクシア合同会社)を設立し、代表社員として事業を展開し始めます。

菊池翔の炎上

天才投資家と言われていた菊池氏の炎上騒ぎは、合同会社エクシアが立ちいかなくなってから始まりました。

2022年以降、出資者が合同会社エクシアを相手取り訴訟を起こし、2023年には259人が総額32億円超の損害賠償請求を提起、その中には菊池氏個人を被告とするケースもあり、被害対策弁護団も立ち上げられたのです。

報道によれば、菊池氏が設立した英国法人は実際には休眠状態であり、事業実態がなかった可能性が高いとされています。

2024年10月18日、東京地方裁判所はエクシア合同会社の破産手続き開始を正式に決定、一部の専門家や報道では、エクシアの手法を「ポンジスキーム(自転車操業型の配当ビジネス)」と指摘されたのですが、当の菊池氏は沈黙を続けています。

りくと

菊池氏はSNSでも頻繁に高級車やブランド品、夜の街での豪遊を投稿し、成功者として自己演出していました。
中でも、人気キャバクラ嬢との高額な贈答や関係性が取り沙汰され、メディアでも話題になったほどです。
そのことからも「出資金を私的流用していたのでは」との疑念が広がりました。

エクシア合同会社の決着を追う

様々な問題を抱えて破産することになったエクシア合同会社ですが、代表の菊池氏や訴訟を起こしていた被害者の方々はどう決着がついたのでしょうか?

次はネット検索やSNSを調べて、合同会社エクシアの被害者の書き込みなどを追っていきます。

まず見つけたのは、エクシアジャパン合同会社の元副社長、伊藤大輔氏のポストになります。

元副社長ということですが、被害者をまとめあげて菊池氏相手に何度も応対した人物のようです。

伊藤大輔氏のポストを追っていくと、エクシア合同会社の高裁判決がでるまでの流れがわかります。

会社や代表の菊池氏だけでなく、詐欺に加担した人物として多くの社員が挙げられていました。

りくと

1万人を超える被害者を出しただけあり、多くの書き込みを見つけることができました。
「金を返せ」「資金を早く返金しろ」といった書き込みも多く見られ、これだけでも多額の被害があったことを実感させられます。

【まとめ】

この記事ではエクシア合同会社がどんなサービスの会社であり、なぜ破産を迎えてしまったのかなどを代表である菊池氏の情報とともに紹介してきました。

菊池翔氏は、かつて「投資のカリスマ」と呼ばれた人物でしたが、その華やかな表舞台の裏には、極めて不透明な資金運用と構造的なリスクが潜んでいたのです。

エクシア合同会社のようなポンジスキーム型の詐欺会社もいまだ多くあることでしょう。

エクシアの事例を経験として、詐欺会社に騙されないよう心掛けていく必要があります。

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この記事を書いた人

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